■ 創作論 ■

■感想について。指摘、批判をどう受け止めるべきか

感想はパワー

特に収入を求めるわけではなく、フリーで作品を公開している作者にとってなによりの報酬は感想になると思います。
他にも別の理由から作品を公開されてる方もいらっしゃるかもしれませんが、主なところは作品を見てくださった方からの反応を求めてのことでしょう。
僕は元々RPGツクールなど家庭用ゲームの制作ソフトでゲームを作ったりしていましたが、やはりインターネットは偉大です。
不特定の多数の方にプレイしてもらえるチャンスがありますし、気に入っていただけた方から感想をいただく機会もあります。
とてもいい時代です。
ただ残念ながらそのいただく感想や反響が好意的なものばかりとは限りません。
中には配慮の足りない方からの言葉に心を痛めてしまうこともあるでしょう。
今回はそんな感想や意見などをどう受け止めるべきかという話をしていこうと思います。

期待しすぎない

せっかく頑張って作品を仕上げて公開したのに思ったような感想をもらえない。
あるいは感想自体が全然なくてヘコんでしまうなんていうことはよくあります。
そんな時にがっかりしないようにする心構えとして、まずはそもそも感想を期待しすぎないことです。
インターネットの世界は広いです。無料で面白い作品なんていくらでも転がっています。
そんな中で自分の作品を見てもらえて、その上感想までいただけるようなことがあれば、それはある意味奇跡と言えるでしょう。
感想をもらえるだけで奇跡。それくらいの心構えで作品を公開すれば反響が薄かったりしてもダメージを減らすことができます。
ただ反応がないのが当たり前と思いながら作品を制作するのは辛いのは確かです。
難しいかもしれませんが、制作中は「これが完成すればきっとみんなから大賛辞をもらえるに違いない!」と意気込みつつ、公開する段階になった時には「きっと誰も見向きもしないだろうけど感想もらえたら嬉しいな」という控えめな気持ちに切り替えることです。

指摘、批判をどう受け止めるべきか

ありがたいことに運よく感想がもらえたとしても、それが全て好意的なものとは限りません。
「ここがダメ!」あるいは「つまらない!」とバッサリ切り捨てられるようなこともあります。
少なくない時間と労力を割いて完成させた作品に対して、そのようなことを言われるはとても辛いことです。
そこで、ここでも気持ちの切り替えを行いましょう。
作ってるのは(大体の人は)所詮素人、つまらないと思われるなんて当たり前です。
特に「つまらない!」とだけバッサリ切り捨てるだけの感想はそもそも気にしないことです。
ですが、「ここはこうした方がいい」というような意見はとても貴重です。
自分ではなかなか気付かないような部分を指摘してくださることもありますし、言われて納得できる部分はありがたく改善していきましょう。

コンチクショウの気持ちを大切に

ここまで気持ちをコントロールしてくださいというような話ばかりで、正直なところそんなに簡単に気持ちを切り替えるのは難しいと思います。
中には配慮の足らない方からずけずけと欠点を羅列されて、コンチクショウ!なんていう気持ちになってしまうこともあるかと思います。
すべて正論が故に反論もできず、自分の不甲斐なさに打ちのめされることもあるでしょう。
そこで、もういっそのこと、この「コンチクショウ」の気持ちを大切にしましょう。
そう思うのは、まだ成長の余地があるということに他なりません。
言われっぱなしでは気分が収まらないでしょうし、せっかくなのでここは言われた欠点を改めて自分の力に変えてしまうのです。
いつか見返してやろうという前向きな気持ちで臨むのです。

まとめ

好意的な感想もそうでない感想でも、数ある無料作品の中、自分の作品を見て反応をくださった方です、感謝の気持ちを忘れてはいけません。
例え「つまらない」というだけの感想だとしてもです。
否定的な感想だからと言って逆ギレするようなことはあってはなりません。
そんなことをしてもみすぼらしいだけですし、コンチクショウという気持ちは自分の力に変えてやった方がよっぽど建設的です。
今回のテーマから否定的な感想に対してのお話をしましたが、「面白かった!」「頑張ってください!」など応援が込められた感想というものは本当にうれしいものです。
頑張って作品を作ってよかったと思える瞬間です。
このような暖かい感想がもらえることを信じて、前向きに制作に励みましょう。
結局、精神論的な内容ばかりになってしまいましたが、心構えとして大事なことを書いたつもりなので、ご参考になればと思います。


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