■ 創作論 ■

■シナリオグランプリ傾向と対策

はじめに

ここで言うシナリオグランプリとはGSC(SRC総合支援センター)で定期的に開催されていたSRCのシナリオグランプリのことです。
SRCではほとんど唯一と言ってもいいお祭りイベントで、自分のシナリオの評価がどの位置にあるのかを知ることができる貴重な機会でもあります。
そんな素敵イベントなのですが、もうすでに何年も開催されておらず、寂しい限りです。
今更この記事を書く意味があるのかは疑問ですが、とりあえずこの記事の項目を作った当初に書きたいと思っていたことを書いていきたいと思います。

グランプリの評価は絶対ではない

最初に断っておきますと、シナリオグランプリの評価は絶対のものではありません。
これはグランプリ主催者さんも毎回おっしゃられてる通り、シナリオを評価する上での一つの指針にすぎません。
グランプリの評価が悪かったからと言ってシナリオの価値がないというわけではないです。
誰か一人でも面白いと言ってくれる、あるいはプレイしてくれる人が一人でもいるのであれば、それはとても価値のあることだと思います。
グランプリは一つの指針として参考されるのが良いかと。

投票数≒知名度

投票という性質上、知名度は大事です。
面白いか面白くないか以前に、知られてプレイされなければ投票のされようがありません。
では、どうすれば知られてプレイされるのか。
一つは作品に独自性を持たせて、それをアピールすることではないかと思います。
他に替えの効かない独自性のある作品はそれだけで強いです。
逆によくある作品、突出した部分がない作品は埋もれがちです。
自分の作品のウリはこれだ!という部分をしっかり作り込み、それを的確にアピールすることが重要だと考えます。

評価されるのは作品だけでなく、作者自身も含まれる

例えばあなたが2つのうちどちらの作品に投票しようか迷っているとします。
どちらも甲乙つけがたいそんな場合、応援したい作者の方に投票したくなりませんか?
あるいはもう最初から作品の評価とは別に、好きな作者さんを応援したいという気持ちから投票することもありえます。
評価するのも人間です、作品の良し悪しとは別に単純に人の好みで投票するということもあるかと思います。
作者とプレイヤーの距離が近いフリーゲーム界隈ならなおさら。
人の評価なんてそれぞれなので、普段の言動を気を付けるというのもなかなか難しいところではありますが、作者本人も少なからず評価の対象になるというのは覚えておいても良いかと。

まとめ

相変わらず普通のことしか書いていませんが、そんなところで。
投票に関しては、面白い作品であることはもちろん大事ですが、それ以外にもどれだけアピールできたかや作者本人も評価されるということを意識する必要があるかと思います。
繰り返しますが、グランプリの評価が全てではありません。
作品は面白いのに埋もれるなんてことはよくあることですし。
投票はあくまで多くの人に受けているというデータです。
一部の人にしか受けないマニアックな作品なんかは弾かれるでしょうからね。
グランプリ自体これからやるかどうかわかりませんが、それらを踏まえて臨んでみてはいかがでしょうか。
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