東方シナリオコンペ『第三回 東方無法地帯』 【ホット】部門 【クール】部門
(作者:コンペ作品(主催:ゾルダストームさん))
例によって僕も参加させてもらってる東方コンペ。
第三回のお題は『戦闘と友情』です。
今回はすさまじい参加者数で、コンペ企画としてはSRC1の人数になったとか。
とりあえず投稿順にプレイしていきました。
【東方運命夜(作者:シクネスさん)】
これは、いつか自分でも作りたいと思ってたヤツや!
というわけで、マップ探索など独自なシステムを搭載したシナリオです。
マップの怪しいところに移動して、調べるとアイテムが手に入ったりと、アドベンチャーゲームや脱出ゲームを彷彿とさせるゲームシステムでここら辺よくできてます。
調べられるヵ所もいろいろあって、本編と関係ないような部分までちゃんと作り込まれてるのには感心しました。
バッドエンドの回収状況まで記録されるとは。
ストーリー的にはエンディング分岐要素があったりして、凝られてます。
お題の友情もしっかり回収されてて、最終決戦は盛り上がりました。
一応エンディング4つ見て完全クリアと思いきや、まだなにかある……だと!?
【霊魔幻日譚(作者:漂流いかだ(KOR)さん)】
まさかの開発版専用ということで、インターミッションも独自のものが入ってて凄いこだわりよう。
タイトル画面もしっかり作られてて、独立した1つのゲームのような印象を受けました。
戦闘面でもしっかり開発版用の戦闘アニメが入っていたり、ユニットタイトルが透過されてたり、東方っぽく敵を倒すとアイテムがばら撒かれたと、独自要素がいろいろあって面白いです。
あと、インターミッションでのアイテム購入なんかは、わずか3話ながら結構資金が手に入るので確実に強化させることができて、短いシナリオながら育成要素が楽しめるのはいいですね。
ストーリーは昔から東方でSRCに携わってた方だけあってすごい安定感。
突然の黒幕には笑いましたが。(笑)
全体的にインクルや素材関係なんか、上手く取り入れて細かいところまで作られてるなぁと感心しました。
【兎と狐(作者:狼二世さん)】
こういうのでいいんだよ、こういうので。というようなお手軽サイズで非常にプレイし易かったです。
なんというかこれくらいが本来のコンペシナリオの姿というか。(笑)
上の漂流いかださんのシナリオもそうですが、作品数が多いからプレイに時間のかからないものにしようという配慮が見えるのはありがたいところですね。
ストーリーの方は狼二世さんらしいほっこりできるようなものでした。
最初の兎多いよの辺りは笑いました。本当に増えすぎだ。そしてなんか違うの混ざってる。(笑)
戦闘はまさかのパズル風味でしたが、SPひらめきがあるのでしっかり使っていけばわりとあっさりクリアできました。
SPなし縛りでプレイしてみるのも面白いかも。
【Monochrome Syndrome(作者:和光佳清さん)】
ヤンデレに定評のある作者さんなので、きっとその方向で来るだろうと予想してましたがホントにそうでした!
でもただのヤンデレというわけでなく、三角関係を描いたものなので、また違った感じですね。
ノベルゲーのような地の文を書いた演出があったり、一部ボイスが入っていたりと、普通のSRCとは雰囲気変わってて良いです。
1話、2話で視点が切り替わるところもそうですが、それぞれの立場に立って見ていくと全然違った印象になって、そこら辺面白いなぁと。
3話では選択肢もあって、全然違う結末なのに、それぞれちゃんと上手くまとまってるところはすごい。
【はじとつ!(作者:焔野ぽるるさん)】
タイトルの時点でなにかイヤラシイものを想像してしまいましたが、全然違った!
戦闘メインとは完全に予想外でした。
ボーダーブレイクをSRCで再現してみようという内容みたいで、原典はよく知らないですが、システム的にはよくできていて面白いです。
陣地を取り合いながら相手基地にあるコアを破壊するというもので、味方はやられても合間にある占領した基地から復活できる、と。
この陣地の取り合いの部分が面白く、なるほどだからボーダーブレイクなのか、と。
システムは独特ですが、早苗さんが丁寧にナビゲートしてくれるので非常に分かり易く。
陣地を守るか、攻めに出てコアを破壊しに行くか、などの駆け引きが面白かったです。
あと、会話量的には少なかったですが、メタァな要素もあったりのやり取りで笑えました。
友情の取って付けた感とか開き直りっぷりが清々しい。(笑)
戦闘結果:圧勝
総撃破数:24機
戦闘時間:14ターン
占拠回数:5回
完全勝利章
コアアタッカー
コアストライカー
モノポリー:銅
赤銅武勲
白銀武勲
【燐と空の心綺楼奪還作戦(作者:ペンペン草さん)】
こちらも続けて戦闘メインという感じですね。
最初に好きなキャラを選んで仲間にできるっていうのはいいなぁ。
ここまでなにかと出番の多い早苗さんをチョイス。
SPがないから、SP効果の発動する奇跡はなかなか強そう。
そんな感じで戦闘バランスはわりと独特になってて、登場キャラそれぞれ個性的な能力を持っていたりとこだわりを感じました。
アイコンもSRC外のものが使われてて、BGMは原作アレンジなどもあったりするので、そこら辺も独自の雰囲気出してますね。
ゲームは仲間を集めつつ、準備が済んだらラストステージへ進むという自由度のあるもので、いろいろ遊べるところが面白いです。
とりあえず、文が仲間になるところまで行ってノーマル難易度で決戦へ。
分身に焦ったけど、ボス撃破を優先してクリア。ミスティア万能や。
それにしても、東方キャラが東方をプレイするってシュールな光景やなぁ。(笑)
【東方影羅星(作者:むすすだ式さん)】
今回も今までのコンペの続編的なお話なのですな。
内容の方はタイトルの通り、怪獣王との対決。
って、動かすのゴジラの方かよ。(笑)
そのあとの星ちゃんVSゴジラ戦が意外と難易度高くて、ビルから遠ざけて戦ってみたり、使うSPを変えてみたりしてもなかなか勝てない。
と、いろいろ考えてるうちに、空飛ばず、地上に降りれば装甲補正が付いて被ダメージを大分減らせるということに気付きました。
最大の攻略ポイントは飛ばないことだったとは。(笑)
まあ、相手も飛んでないしフェアな戦いをすることが重要だったのでしょう。
そんなこんなで意外な展開もありつつ、上手くまとまってるお話でした。
アイコンの違いは特に気にして見てなかったせいで、気付かなくてなるほどなぁと。
写メのくだりからエンディングの流れも素晴らしく、プレイ後の気持ちよさはさすがでした。
【東方鬼参三~なぜだ?!少女が消えた~(作者:病原くいなさん)】
タイトルからなにかホラーチックな匂いがしましたが、そんなことはなかった。
スーパーロボットアニメのキャラを東方に置き換えたという感じのシナリオですね。
そんなわけでいろいろパロディな要素が散りばめられつつ。
暑いから部屋でブラウザゲー(艦これ)でもやってるんだろうって、さっきまでの僕のことですか。(笑)
戦闘の方は味方が強いので普通にそのままサクっとクリア。
息抜き的にサクっと遊んで笑えるシナリオでした。
とりあえず、今日はここまで。残りは後日にまた。
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