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完結前夜・作者スペシャルインタビュー
作者インタビュー ――４年の連載を終えるわけですが、今のお気持ちをどうぞ長かったですねえ。ひたすら。 これだけ長いと制作当初の情熱みたいなものがだんだん薄れていきますし、モチベーションを支えるのが辛くなることもありました。 とにかく、こうして無事完結を迎えられることにほっとしてます。 長編作品としては、『ＮＥＸＴ ＧＥＮＥＳＩＳ』、『エンドレスコミュニケーション』に続いて３作目になりますが、今回のコスピは最も長い連載になりました。 とりあえずもう年単位でなにか作品を作るようなことは絶対避けたいと思ってます。(笑) 長編作ってると短編作りたくなり、短編作ってると長編が作りたくなる。というようなサイクルがあるんですが、僕は今まさに短編が作りたいゾーンに入ってます。 ――苦労された点ややり残した点などありましたら教えてください コスピはわりといろんな要素があるので、それらを全部きっちり作っていくのはなかなか大変でした。 結果、ちょこちょこ使いまわしてる部分があったりもしますが……。 あとはやり残したっていうのとはちょっと違いますが、シナリオグラプリが途中からやらなくなってしまったのは残念なところですね。 コスピは最強のＳＲＣシナリオを目指すという目標があったわけですが、その最強は具体的になにかと言ったらシナリオグランプリでグランプリを取ることなわけで。 取れる取れないは別にして。こう挑戦の舞台そのものがなくなってしまったのが悔やまれるところです。 まあ、コスピ公開後の２回のシナリオグランプリではどっちも裏グランプリ(＝総投票数順)で１位を取れてるので、ＳＲＣですでに天下は取ったと勝手に解釈しておきます。(笑) でも実際のプレイヤーの満足度から来る評価っていうのは、グランプリの方だと思うのでそっちの評価も見たかったっていうのはあります。 ――最終章の見どころを教えてください 最終章ではこれまでの伏線が全て回収されて、決着が付きます。 コスピ外伝の『猫と少女と終わる世界』との関係性もようやく見えて来ますので、その辺りは見どころですかね。 『猫と少女と終わる世界』はこれはこれで１つの作品として完結してるんですが、繋がりも見てもらえたら嬉しいかなと。 ゲーム的にはラストダンジョンはそれなりにいろんなギミックのあるものになってるのでその辺を楽しんでもらえたらと。 戦闘が面倒だと感じたら遠慮なくイージーでプレイしちゃってください。 コスピや武器、ＳＰカードの種類が増えて来るとそれらの準備をするだけで大変になって来ますからね。 序盤はまだ情報量少ないから良いんですが、後半から増えて来るとなかなか大変になっていきます。 この辺りの戦闘準備の手間は反省する部分かもしれません。 ただ、この自由度の高いカスタマイズがウリではあるので、そこら辺のバランスは悩まされますね。 ――ＳＲＣ引退について連載前から話されていましたが、実際に引退されるんでしょうか？ はい。連載前から言ってるようにこのコスピの完結を持ちまして、ＳＲＣの長編作品を作ることはもうありません。 単発シナリオやコンペに参加したりなどはあるかもしれないので、完全な引退とは違うんですが。 この辺りもコスピ公開前のインタビューで書いてある通りです。 創作活動は恐らく死ぬまで続けるんじゃないかなと思ってますが、メインの活動の場はＳＲＣではなくなるかと思います。 僕はＳＲＣ以外のプログラムの知識とかはほぼ０なので、しばらくはいろいろ勉強する期間になるかと。 ある程度身に付いたらブラウザで遊べるゲームを作ったり、行く行くはスマホゲーやＤＬ販売なんか出来たらいいなと思ってます。 ――最後に一言 僕のＳＲＣ歴は１６年くらいでしょうか。 本当に長い間ＳＲＣに携わって来ました。 そこから離れるのは寂しいという気持ちもあります。 それまでＲＰＧツクールなどで細々と創作をしていたわけですが、ＳＲＣと出会ってネット上に自分の作品を公開してその感想をもらえたりする。 反響があるっていうのは嬉しいもので、創作のやり甲斐もあるというものです。 ＳＲＣでは多くのことを学ぶことが出来て、改めて創作の楽しさを感じることができました。 感想をもらえたり、シナリオグランプリで評価されたことも本当に嬉しかったです。 僕の作品をプレイしてくださった方、評価してくださった方、制作に協力してくださった方。全ての方に感謝いたします！ ありがとうございました！ よろしければまた別のどこかでお会いしましょう！
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